*「みんなでわいわいワイン会in札幌」ワイン会情報*

第82回ワイン会「第2回日本ワインは熟成するのか?2002ヴィンテージ日本ワイン飲み比べ会」参加者募集中です♪ 
詳しい内容に関してはhttp://nob916.blog10.fc2.com/blog-entry-946.html
をご覧ください。

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余市 余市一の面積を誇るワイン用葡萄畑を育てる フジモトヴィンヤード

こんばんはー!
先週末、あちこちのブドウ畑のお手伝いをして、
久しぶりに筋肉痛になりました。
けれどもその筋肉痛が、
なんだか心地よい。
やっぱり土や葡萄と触れ合っての
筋肉痛だからなのでしょうか?
今週末もどこかでお手伝いしたいなんて思ってます♪

ちょっと間隔があいてしまいましたが、
いよいよ先週からお送りしてきた、
「余市のプロのブドウ栽培家さんを訪ねる」、
も今回で最終回。
最終回にご紹介する栽培家さんは、
余市でワイン用葡萄畑としては、
最大の面積を育てていらっしゃり、
北海道ワインさんから匠の一人として、
ワインが発売されている栽培家さんです。
何度かお会いすることがあり、
畑もいつも遠目から見ていたのですが、
今回はじめてゆっくりと時間をかけて、
見学させていただきました^^
とても素敵で、
チャレンジ精神にあふれた、
すばらしい方でしたよー!
その栽培家さんのお名前は、
「藤本毅」さん。
畑の名前は、
「フジモトヴィンヤード」といいます。

IMG_6206_20101005002200.jpg

名前 フジモトヴィンヤード
住所 北海道余市町

※  藤本さんは普通のブドウ栽培家さんですので、
   住所等の公開は控えさせていただきます。
   そして、こちらの栽培家さんに限らず、
   ブドウ栽培は普通の農家さんが
   やっていらっしゃるのがほとんどです。
   訪問する際には細心の注意を払い、
   必ずアポをとってから訪問するようにしましょう。


上の写真の看板、
とってもおしゃれですよねー^^
この看板を見ただけで、
なんだかヨーロッパに来てしまったような、
錯覚に陥っちゃいます(笑)

藤本さんの畑は、
余市町のワイン用ブドウ畑が沢山集まる、
登地区にあります。
その中でも、ブドウ畑が集まっている、
通りに面しているので、
登地区の畑見学に訪れると、
藤本さんの素晴らしい畑が、
見えてきます。
その素晴らしい畑というのがこちらです、
IMG_6205_20101005002200.jpg
どこまでも広がる垣根仕立ての畑、
これがすべて藤本さんの畑なんです。
もう何度も書いてきましたが、
まるでヨーロッパのような
この景色を目にすると、
めちゃめちゃ感動します!

その畑の中に入ってみると、
IMG_6207_20101005002200.jpg
どこまで続くのだろう?というぐらい、
ずっと垣根が広がっています。
垣根も下草もきれいにカットされていました。
この垣根仕立ての畑が13ヘクタールあるそうです。
個人で所有する畑で、
13ヘクタールなんて、
信じられないぐらいの広さですよねー!
その畑がすべてこのようにきれいに、
手入れされているんですから、
本当に頭が下がります^^

そんな畑を手入れしている、
フジモトヴィンヤードのオーナーさんが、
こちらの、
IMG_6233_20101005002223.jpg
藤本毅さんです。

サングラスが良く似合う、
素敵なおじ様です。
とても笑顔が素敵で、
ほかの栽培家さん同様、
お聞きしたことに、
丁寧に答えてくださり、
とても勉強になりました。
そして話を聞かせていただくと、
私が想像していた以上に、
いろんなことに積極的に
取り組んでいることがわかりました。
どんなことに取り組んでいるかは、
下でご紹介しますね。

ということで早速、
葡萄を見せていただきました。
まずはこちら、
IMG_6212_20101005002159.jpg
こちらはバッカスの樹です。
下のほうの葉っぱはベト病にやられることも無く、
青々と茂っています。

そんな樹になっているぶどうは、
IMG_6208_20101005002159.jpg
ベレーゾンがだいぶ進み、
果皮が半透明色になってきていました。
こちらもあまり病気が出ていませんでした。

摘んで良いよ。と、
おっしゃってくださったので、
IMG_6211_20101005002159.jpg
摘ませていただくと、
マスカットっぽい華やかな香が、
口の中に広がります。
酸もそれほど強くなく、
甘さも十分といった感じでした。
聞くとやはり一番最初に収穫を
するとのことでした^^

続いて見せていただいたのが、
IMG_6213.jpg
レジェンどの樹です。
天橋立ワイナリーさんに出荷し、
ワインとなっています。
大変珍しい品種で、
北海道では藤本さんと宝水ワイナリーさんでしか、
栽培されていないのではないでしょうか?

こちらはまだ若木ということで、
葉っぱが赤くなっていました。
お話を聞くと、
レジェンドの若木によく見られる傾向で、
藤本さんが想像するに、
まだ根がそれほど伸びていないので、
栄養不良になって、
葉が赤くなるのではないか?とのことでした。

レジェンドの葡萄は、
IMG_6214_20101005002224.jpg
適度なバラ房になっており、
果皮が黒々していました。

こちらも
IMG_6215_20101005002224.jpg
摘ませていただき、
食べてみると、
少し土っぽい感じがあり、
そして酸と甘み、そして渋みが、
よく言えばバランスよく、
悪く言えば中庸的な感じでした。
藤本さんいわく、
味もほかには無い感じだが、
この葡萄は色がとっても出て、
濃い色合いになるんだよ。
とのことでした。

続いての品種は、
IMG_6242_20101005002247.jpg
ピノ・ノワールです。
北海道ワインさんに出荷され、
先日ご紹介した田崎さんのピノ・ノワールと合わさり、
ロゼのスパークリングとして販売されています。
藤本さんの畑のピノ・ノワールは、
いくつかのクローンが栽培されており、
この写真のクローンは、
ブルゴーニュ地方で栽培されている、
デジョンクローンだそうです。

葡萄の房を見てみると、
IMG_6243.jpg
デジョンクローンらしい
小ぶりな粒が密着した房となっています。
北海道をはじめ、
日本では湿度が高いため、
この密着した部分から灰カビなどの病気が
発生しやすく、
藤本さんの畑でも、
やはり病気が発生しやすいそうです。

そこで藤本さんは、
IMG_6248_20101005002909.jpg
ドイツのクローンを、
今育てているそうです。

ドイツのクローンは、
デジョンクローンに比べて、
IMG_6249_20101005002909.jpg
粒と粒が密着しておらず、
粒の間を風が通るので、
病気になりづらいとのことでした。
藤本さんは、
今あるデジョンクローンを将来的には少なくして、
こちらのクローンを増やしていくかもと
おっしゃっていました。

ピノ・ノワールも
IMG_6252_20101005002909.jpg
摘んでみると、
やはりピノ・ノワール、
しっかりした酸を感じながら、
甘みもあります。
もちろん渋みもあるのですが、
そんな味覚のほかに、
味わいを感じるんです。
どんな味わいとはたとえられないのですが、
素直に美味しいんです^^
一番美味しかったです♪

続いて見せていただいたのが、
葡萄の樹の写真をとり忘れましたが、
ケルナーです。
北海道ワインさんに出荷されていて、
北海道ケルナーなどに使われているそうです。

葡萄の房を見てみると、
IMG_6234_20101005002247.jpg
まだちょっぴり緑がかった色をしていて、
ベレーゾン途上といった感じです。
藤本さんに話を聞くと、
やはり病気には弱いらしく、
防除には細心の注意を払わないと
いけないそうです。。。
それでも去年発生した蔓割れ病の影響などで、
今年の収量は少なくなってしまいそうとの事でした。

葡萄を摘んでみると、
IMG_6235_20101005002247.jpg
見た目同様、
まだ熟している途中といった感じで、
酸が強いです。
甘さもあるのですが、
まだまだ青っぽい感じです^^;
収穫まで後数週間先といった感じでした、

次に見せていただいたのが、
藤本さんがお勧めの品種、
IMG_6229_20101006221338.jpg
レンベルガーの樹です。
ブラウフレンキッシュとも呼ばれる
こちらの品種から出来るワインは、
色も良く出て、
酸がしっかりしていて、
オンリーワンな味わいがあるので、
藤本さんはとても気に入っているそうです。

葡萄の房を見せていただくと、
IMG_6231_20101006221338.jpg
こちらも結構密着している感じです。
けれどもピノ・ノワールよりは
病気にも強く、
育てやすい品種との事です。
ただ気をつけなくてはいけないのが、
枝が折れやすく、
剪定した後、
主幹にしようと枝を力任せに動かすと、
枝が折れてしまうそうです。
ですので、枝を扱うときには、
細心の注意を払うそうです。

もちろんこちらも葡萄を食べて見ます♪
IMG_6244.jpg
なんとなく感じる土っぽさは、
レンベルガーらしさだと思います。
まだ酸もしっかりしていて、
こちらも収穫まで後少しと
いったところでしょうか?

そして最後に見せていただいたのが、
IMG_6262.jpg
こちらの垣根です。
ほかの垣根とあまり違いがなさそうな、
こちらの垣根。
実は藤本さんが自分で交配させた品種が
植えられているんです。
葡萄を育てるだけでなく、
自分で交配して新しい品種を作りだそうだなんて、
本当に藤本さんのチャレンジスピリッツには、
頭が下がります。
なかなかすばらしい品種が出来ないと、
おっしゃっていましたが、
自分の代で1品種は作りたいと、
目を輝かせておっしゃっていたのが、
とても印象的でした。

そんな交配された品種は、
いくつかあるのですが、
IMG_6257_20101005002325.jpg
こちらはレジェンドとレンベルガーを
交配させたものだそうです。
見た目だけだと、
正直あまり違いがわかりません^^;

房を見せていただいても、
IMG_6259.jpg
やはりあまり違いがわかりません。
ですが藤本さんは、
すべて把握なさっていて、
何と何を交配させたかなど、
細かく説明してくださるんです。
すごいですよねー!

そんな貴重な品種を
IMG_6260.jpg
摘ませていただきました。
味がしっかりしていて、
酸も渋みも結構あります。
いつかこうした新しい品種から
作られたワインを飲んでみたいですね♪

そうして畑の見学を終えて、
最後に、
藤本さんがこれだけの大規模の畑を
管理する秘密兵器の数々を
見せていただきました。
まずはこちら、
IMG_6281.jpg
農薬散布機です。
先日ご紹介した木村さんのところにも
ありましたよね^^
こちらはワイン用葡萄用ということは無く、
本来はりんごなどの果樹に使うために、
開発されたものを流用しているそうです。
うしろから農薬が散布され、
それをファンが回ることによって飛散させるという
仕組みになっているそうです。

続いてが、
IMG_6270.jpg
後ろ側から撮った写真なので、
わかりにくいかもしれませんが、
こちらは垣根をきれいに手入れする機械なんです。
先についている歯を垣根に合わせ、
機械を垣根の横を走らせると、
自動的に飛び出した枝などをカットしてくれるそうです。
こちらも専用の機械がないので、
自分で考え作ってもらったそうです。

そして最後が、
IMG_6272.jpg
草刈り機です。
円盤状の歯が回転することにより、
土の上の雑草を刈り取ってくれます。

これだけの機械を持っているのは、
余市でも藤本さんが1番ではないでしょうか?
こうした機械があるおかげで、
藤本さんは13ヘクタールもの畑を
管理することが出来ているんです。
元々それほど大きくなかった藤本さんの畑が、
これだけ大きくすることが出来たのは、
機械のおかげだとおっしゃっていました。

藤本さんとお会いして、
立派な垣根、立派な葡萄の房を見て、
こうした栽培法があるんだと、
改めて勉強させていただきました。
最初にも書きましたが、
藤本さんとお話しさせていただくと、
質問にも丁寧に答えてくださったり、
とても優しい方でした。
今回お会いするまで、
余市の中でも老舗の栽培家さんなので、
ある意味保守的な方と思っていましたが、
自ら交配をして新しい品種を開発したり、
写真には納めていませんが、
自ら台木を用意して接木も自ら行ったり、
海外のブドウ畑を積極的に視察したりと、
チャレンジ精神に溢れた方でした。

そんな藤本さんですが、
現在の道産ワインに対しては、
良くなりつつある事を認めながら、
濾過の問題、亜硫酸添加の量など、
まだまだ改善の余地があることを
お話しなさっていました。
自分の葡萄の良さを一番知っているからこそ、
そうしたお話しが出たのだと思い、
私も同感でした。
道産ワイナリーの皆様にも、
いろいろなご意見があるかと思いますが、
そうした意見があるのも事実です。
私の考えはただひとつ、
美味しいワインを造ってほしい。
ただそれだけです。

長らくお送りしてきた、
余市のブドウ栽培家さん特集は、
とりあえず今日でおしまい^^
明日から11日に開催するワイン会の
資料作りをするので、
またもや数日ブログはお休みします^^;

ブログ再開後は、
ちょうど収穫シーズンということで、
余市以外にも、
まだまだお伺いした畑やワイナリーが
やまほどありますので、
お店のご紹介は先送りして、
次回からも畑やワイナリーの様子を
ご紹介していきます。
楽しみにしていてくださいねー!
プロフィール

よし

Author:よし
小樽在住で、
美味しいものが大好きです!
いろんなお店やお酒を
紹介していきたいと思いますので、
よろしくお願いしますー!

ブログの内容についてなど、
連絡したいときは、
下記のメールフォームから、
お願いしますorz

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